グロヅカ

序章

女子大生のアイ(森下千里)とマキ(三津谷葉子)は、演劇研究部のナツキ(黒澤友子)、ユウカ(福井裕佳梨)、ヤヨイ(齋藤慶子)らを巻き込んで、映画研究部の復活第一作を撮影のため合宿を企てた。
出発当日、彼女らの前に、予期せぬ人物が現れる。
引き篭もりのタカコ(安藤希)とマキの姉で、かつて映研部員だったヨーコ(伊藤裕子)の二人。
道中、ヨーコが運転するワゴン車の中で、ユウカがヨーコに尋ねる。
「映研で七年前に行方不明になったり、発狂した人が出たとか…」。
しかし、ヨーコはキッパリと否定するだけだった…。

謎のビデオ

一行が着いたのは人里離れた山奥にある寮。
その晩、アイが部室で見つけたというビデオを鑑賞することになる。
…のっけから、能で嫉妬に狂った役に使う“泥眼”の面を着けた人物が藁人形に釘を打つ不気味な場面で始まる。
やがて、浮き上がる『グロヅカ』というタイトル。
椅子に座っている泥眼が映し出されるが、その場所はどうやら今、自分たちが泊まっている寮の庭らしい!?
場面は変り、卒塔婆の立っている場所で泥眼は、やはり能で使う増女の面を着けた人物の頭部にナタを打ち下ろす…。
「これ、なんなんですか?」、「七年前、映研の部員が行方不明になったり発狂したり…」、「今、映っていたのがそれなんですか!?」。
騒然となる彼女たちを一括するヨーコ。
マキはこの時、その噂を元にしたドラマを撮ろうとしていることを打ち明けるのだった。

異変

翌朝、持ってきた食料がなくなっていることが判明する。
いったい誰が?彼女たちの間に不信感が募る。
その後、アイとマキは昨晩観たビデオに出てきた場所を見つけようと森を散策する。
やがて、その場所を発見するが、そこには人がひとり入れる程の大きさの穴が!「何か狂っている…」恐れおののくアイ。
─同じ頃、オーデション用のビデオを撮影しているナツキ、ユウカ、ヤヨイの三人。
ナツキの我がままぶりに愛想をつかしたユウカとヤヨイは上手いことを言って、その場を離れる。
一人残されたナツキを森の奥から見詰める眼が…!

謎の泥眼

その日の夕方、山で採ってきた山菜を料理していたユウカが、突然痙攣を起こす。
どうやら、味見をしたユウカが毒キノコを口にしたらしい。
事故か、それとも誰かが故意に混ぜたのか!?
彼女たちの間の不信感はさらに濃くなっていく…。
ひとりで部屋に戻ったアイは昼間にナツキたちが撮ったビデオを観る。
そこには、ナツキを背後から襲おうとする泥眼の姿が!

犠牲者

七年前の事件は噂ではなく本当にあったことなのか?
泥眼の正体は? すべてを確かめるために、アイは森の中へと走り出した。
途中、マキと合流したアイが見つけたのは、白い鉢巻を巻き、お歯黒を施されたナツキの死体だった……。

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